1966年頃から1970年3月開業に向けて、東海道本線草津・京都間
の複々線工事が行われた。いわゆる「国鉄第3次計画」である。
その期間に撮影した鉄道画像の中に、いくつかの工事現場の
画像があり、それらを適当に並べて標題のシリーズにまとめてみた。
決してこのシリーズを編集する為に撮影したものではないので、
取り留めの無いものになりそうだ。
草津駅改築
1966年から、複々線開業に備えて草津駅の改築が始まった。
1966年8月20日 草津駅改築工事風景
詳細の様子は、別ページを参照。
工事風景あれこれ
1967年1月9日 工事中の草津川近辺を走る貨物列車と工事の看板
1967年10月1日 草津川より京都方面を望む。
線路敷設用地は、ほぼ盛り土が入り粗仕立てが完了。
右手の塔は、オムロン(当時立石電機)の宣伝塔。当時はこの程度の
工場だったが、現在は右手の小屋のあたりまで工場が拡張され、
4~5階建ての工場が何棟も建っている。
列車は京都に向かう草津線急行「平安」か?
1968年6月18日 草津川を背にして、京都方面を望む。
前の写真の踏み切り右側辺りから撮影したもの。
ほぼ8ヶ月が経過しているが、工事状態は殆ど変わらず。
列車は草津線普通列車であろうと思われるが、
列車の影から見て午前中であり、そんな時間に京都発の
草津線列車があったかな?
1968年 日付不詳 ほぼ完成した草津川トンネル三代目(一番左の2つ)
一番右には少し見難いが、レンガ積みでアジのある初代トンネルが見える。
そして中央が、現役のトンネルである。(誰の自転車かな?)
立ち上る煙は、入替用の梅小路8620か?
東海道線瀬田駅開業
東海道線草津駅と石山駅の間に瀬田駅が開業。
開業前までは、草津・石山間7.7kmを8分くらいかけて走り抜けていた。
1994年9月にはこの瀬田駅と草津駅の間に南草津駅も開業。
(2002年現在)
草津←2.5km→南草津←2.7km→瀬田←2.5km→石山
1969年8月12日 複々線の開通に先立って、瀬田駅が開業した。
この開業式典の様子は、別ページで詳細を紹介する。
晴れて
草津・京都間複々線開通
1970年3月9日 晴れて草津・京都間複々線は開通したのであった。
丁度この年は大阪万博の年であり、万博号のPRがちゃっかりしてある。
それにしても、「町内会」と言うのがなんともいえない。
開通祝賀列車とテープカット。テープカットの人は誰?
上手くクス球も割れて、おめでとうございま~す!
2004/4/9 新規オープン