[No.2711] お久しぶりです 投稿者:831列車  2002-07-30 (火)  23:03

「C12」を見ていただきありがとうございました。
「お気に入り鉄橋」ですが、遅まきながらノミネートさせていただきます。皆さんやはりその橋梁のスタイル・周囲の景観、そして蒸機撮影の思い出などから選ばれてるものが多いようで、私も白川・大淀川・小海境川・山陰惣郷など次々浮かんできました。しかしここはひとつ視点を変えて「列車に乗って通り過ぎてみたところからの印象」を中心に考え
てみました。(順不同です)

米坂線 網取橋(眼鏡橋) 羽前沼沢〜伊佐領に架かるトンネルとトンネルの間の短いコンクリート橋。もちろんここを行く9600を狙う有名撮影地でもあったが、このほんの一瞬開ける渓谷美も列車から見る楽しみがあった。眼鏡橋といっても片方だけですが・・。こういった一瞬の風景を演出してくれるのもまたいいもので陸東の鳴子峡など紅葉の季節にはぜひ訪れたいものです。

磐越西線や会津・只見の各橋梁
どれが一番ということはありません。種類も豊富、景色も四季を問わず見事、まさに唱歌の「鉄橋だ 鉄橋だ 楽しいな」のフレーズを味合わせてくれる区間です。

営団地下鉄東西線 荒川・中川橋梁 (南砂町〜西葛西)
私鉄最長の鉄橋。44年の開通以来何度となく通っていますが、昔は周辺の風景も広く、また橋が通る川の流域部分も多かったので実に長く感じたものです。それだけにちょっとした恐怖感もあり、「早く向こうへ着かないかなあ」といつも思ったものでした。事実、過去に突風にあい橋上で列車が脱線する事故もありました。

太多線 木曽川橋梁 (可児〜美濃川合)
370メートルあり、下流にすぐダムがあるので常に水量も多い。上路ガーダー部分を走るDCから覗く車窓の両側の川景色が良い。

宮津線由良川橋梁 (丹後神崎〜丹後由良)
同様の理由でこちらも満々と水をたたえた河口付近を渡っている。550メートルもあるのでやっぱり悪天候の時は迫力あり。

餘部橋梁
特に申し上げることはありません。下り列車でいえば鎧駅を出て、トンネルを四つくぐるのを数えて飛び出すその瞬間がたまらなく感動しました。車窓としてしいてあげるなら、今はもう過去のものになりましたが旧型客車の鈍行で最後尾のデッキから後ろに流れ去ってゆく風景を味わうのが最高の瞬間でした。ここだけは蒸機でなくてもDL牽引の方が煙がないだけ周囲がよく見えたのでありがたかったですね。

他にもありますが一応こんなところで・・。総じてガーダーでもトラスでも上路の方が列車から渡るぶんには風景がよく見えて良い様です。また非電化区間で水量の多い川を渡る、そして高さもあればちょっとしたスリルが味わえます。ただ残念なのは「窓の開く車両」が激減しているため、窓を大きく開けて窓框に肘をつきながら眼下に拡がる鉄橋と川の風景を肌で感じながら楽しむことが少なくなっている、ということです。ちょっとした「空中散歩」の時間・・・。

*番外
後藤寺線 中元寺川橋梁 (現・田川後藤寺〜船尾・起行信)
手軽に9600の重連を撮影できた場所ですが、TADAさんと同じくここでカメラを壊すというアクシデントに遭遇したほろ苦い思い出の地ということで。

ちょっと変なノミネートですので画像は果たしてあるかどうか・・・、すみませんです。

 

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